1. 発言の概要と野党・与党からの激しい批判
2025年5月19日、江藤拓農林水産相が記者団に向けて放った一言――
「コメを買ったことがない。支援者がたくさんコメをくださる。売るほどある」
この発言は、米価高騰で家計が〝ごはん難民〟化する国民感覚から完全に逸脱しているとして、立憲・維新・国民民主の各党から「極めて不適切」「支持率にすぐ響く」と痛烈に批判されました 朝日新聞。
- 立憲・小川淳也幹事長:「庶民感覚とかけ離れた深刻な失態」
- 維新・前原誠司共同代表:「農業政策を軽視し、消費者無視の本音が露呈」
- 国民民主・玉木雄一郎代表:「配慮に欠け、国民の反感を買った」
2. 石破政権の対応と「火だね」を抱える首相官邸
石破茂首相は当日夜、江藤氏を首相官邸に呼び厳重注意。ただ、終盤国会を前に事態は収束せず、自民党内からも「これは痛手。すぐ支持率に響く」との声が上がっています 朝日新聞。
3. 後任人事で見えた石破政権の〝火消し〟戦略
混乱を収めるべく、5月21日には江藤氏の後任に小泉進次郎元環境相を起用する方針が固まりました 朝日新聞。
- 小泉氏は農政に詳しく、農水省内の信頼も厚い
- ただ「すぐ切り替えればOK」というわけでもなく、政権内の不安は残ります
4. 石破政権への厳しい視線──支持率との関係
4月のロイター企業調査では、石破政権の政権運営評価が「期待外れ」「大いに期待外れ」で9割超。「物価高対策が不十分」との声が多数上がっており、今回の農相失言が追い打ちをかける形です Reuters Japan。
【まとめ】
- 庶民感覚との乖離が最大の問題点
- 後任人事での火消しは奏功するか微妙
- 支持率低下は夏の参院選にも影響必至
今後も石破政権の動向をウォッチし、追加情報が出次第、ブログで深掘りレポートを行います。